電子書籍 その1
皆さん、電子書籍ってご存知ですか?
少し前の記事で、2011年の1世帯あたりの
書籍・雑誌・週刊誌の購入額合計が落ち込んでいるという
お話をさせていただき、その中でも少し触れましたが
パソコンやスマートフォンなどをご利用されている方は
最近、少しずつ耳にするようになってきたのではないでしょうか。
電子書籍とは、その名のとおり
紙とインクでの印刷物の書籍ではなく
パソコンなどのデジタル機器で
利用することが出来る書籍のことです。
電子書籍については、以前から存在はしていましたが
専用の機器や媒体(CD-ROMやフラッシュメモリーカードなど)が
必要になることから、今ひとつ普及につながらなかったようです。
インターネットの普及により、2000年代に入ってから
媒体の問題は、電子ファイルの配信という形になってきたようですが
それでも、専用の機器がないとパソコンで見るしかなく
持ち歩きが出来ない…という、書籍の最大の楽しみの一つである
どこでも手軽に読める…という点において
電子書籍は使いづらく感じてしまい
やはり普及が進まなかったように思います。
また、専用の電子機器がメーカーごとに出されたことにより
顧客の囲い込みのため、書籍のデータ形式の統一化が進まずに
バラバラだったことも、普及の障害になっていたかもしれません。
…なんで、こんな話をしているのかというと
私も何度か電子書籍という言葉に惹かれた時期があって
導入を検討したことがあったからなのです。
私の家には、小説や漫画などが2000冊近くあり
ただでさえ狭い家を圧迫している状態が続いています。
もちろん、その後も増えているので、ある程度のところで
古書店に持ち込んだりすることもありますが
それでも、徐々に増え続けているのです(^-^;)
そんなことから、電子書籍の導入の検討をしていた訳ですが
前述のような機器や媒体、データ形式などの問題の他にも
書籍の種類の少なさ、紙媒体との同時発行の少なさなどがあり
デメリットばかりが目について、結局、導入を見送ってきた訳です。
それが、近年のスマートフォンやタブレット型端末の普及によって
専用機器でなくても電子書籍を読むことが出来る体制が整いつつあり
その結果、その他の問題も解決に向かいつつある…という話を
耳にするようになり、今度こそ…という感じで
電子書籍を使ってみたいと思っているのです!
(その2につづきます)
ごみは減るけど…
先日、ちょっと気になる話を聞きました。
総務省の家計調査によると
2011年の1世帯あたりの書籍・雑誌・週刊誌の購入額合計は
前年比4.1%減の1万3725円だったそうです。
前年割れは3年連続だそうで、この3年間での減少額は1713円。
週刊誌なら年間4冊分ほど減っている計算になるそうです。
たった3年なのに、この落ち込みの幅は危機的なものなのかもしれません。
確かに、私も新聞はとっていますが
雑誌の買う量は減ったような気がします。
情報の多くがインターネット上にあるからです。
ただ、ネット上に散らばっている情報が
綺麗にまとめられていて利便性が高いのであれば
…と言った感じで雑誌なんかは購入しています。
少なくとも時間つぶしのために雑誌を購入することは
全く無くなったのではないでしょうか。
小説なども読まなくなったかもしれません…。
最近は、人気の作品はすぐに映画化されるので
その映像を見ることで、読んだ気になっていることも
多い…ような気がします。
本を読むということは、自分にとって
良いことだというのは分かっているのですが
いろいろと理由をつけて読んでいないのが現状です。
ただ、このような紙媒体離れが進んだことも一因なのでしょうか
近年、紙の排出量が(ごみもリサイクル用の資源も含みます)
減少傾向にあるということなのです。
確かにごみは減りますが
次々と休・廃刊していく雑誌を見るのも寂しいですよね。
ただ、現在、電子書籍というものが話題になりつつあります。
タブレット型の端末や、スマートフォンの普及で
電子書籍が広がるための土台が固まりつつあるようです。
今後は、このブログで電子書籍などの話題にも
触れられればいいな…と思います。
もちろん、本をごみにしないための取組
「リユース文庫」の制度もご利用くださいね!
本が読みたくなったので、帰りにリユース文庫に
よってみるとしましょうか(笑)